2016年8月12日金曜日

鬱の恐怖と地獄の淵の一歩手前

N会社に勤め始めたのが2005年4月

入社式の訓示?を読む役を仰せつかり、滞りなく執り行う。

勤めて車載関連のモータ開発部の回路設計担当補助を行なう。

1年目は回路設計の補助、C言語の修正の補助、PSpiceの運用を行なっていく。

H車向けの開発で深夜まで仕事を行なう、徹夜もざらに行なう。

徹夜が楽しいくらいだった、出来上がっていく仕事の完成度合いが心を高める。

H車向けは発熱とコスト問題とTier1メーカとの問題で頓挫する。

2~3年目は1年目の開発を生かして、北米向けのバッテリークーリングFANモータの開発を行なう。

EMCで苦労したけれどチーム全体で努力して無事にクリアした。

中国の量産工場には二回ほど出張した。中国の街の汚さにあきれた・・・

二度と行きたいとは思わない。

4~5年目はTier2としてモータ開発を行なう。騒音問題が後一歩で解決できるところで

選抜されて

神奈川の大学の教授から4年間の授業を1年間で学ぶように

社命を受ける

副社長直々に「気負わずに、頑張ってきて、一年後戻ってきてくれ」と励まさられる

その時は仕事も自分で回していたし、主役って気分だった・・・

しかし・・・

東京の教授の授業はハイスピードでハイレベル、修士卒業の自分は

ついていけると思ったけど3ヶ月が限度だった・・・

4年分を1年で学ぶ、12ヶ月分の知識を3ヶ月で頭に叩き込むのが限界だったようだ・・・

ある日の午後、ブラックコーヒー片手に非常階段でコーヒーを飲みながら東京のビル群を見つめる

今飛び降りれば楽になれる、ついていけない自分が情けなくて、高いプライドが邪魔していた

飛び降りようとする一歩手前で、

妻と生まれてくる子供の顔と両親の顔と祖母の顔が走馬灯のように駆け巡る

走馬灯は存在するってその時実感した

感情は「飛べ」と右足を前に出させる

理性は「右足を下げろ、今のお前は異常だ」と警告してくれる

脳の機能に感謝している。そして妻と子と両親と祖母の存在に感謝している。

http://kandaitakuya.blogspot.jp/2016/07/blog-post_19.html

精神病は完全には治らない、一生付き合っていく、一生ダンスしていく病気、寛解を目指しましょう。

貴方が精神病で私が何か手伝えるなら気軽にコメントかメールを下さい。

今の私なら誰かの支えになってあげられる気がするから・・・

祖母は104歳で大往生した、最後まで頑張って生きていていた。俺に刻まれているDNAにも祖母のDNAがある・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿